そんなわけで、家族と親戚の計4人で斎場に泊まる事になり
亡くなったお婆ちゃんの棺と同じ部屋で寝ていたわけですが
特に何事も無く線香もつきっぱなしなのでやることもなく
実に快適にじっくりぐっすり過ごせました
そういえば夜中に一回トイレに目を覚ましましたが・・・
トイレが広くてキレイで「・・・家より良いなー」と思ってしまいました

ぶっちゃけ気分はちょっと狭いホテルに
お婆ちゃんと一緒に泊まったっていうような感じでした
そして朝6時半ごろ起床
斎場の人は夜9時頃には帰ってしまい
また朝7時半には来るとの事だったので
それより早く起きて片付けておこうという事で
いつもの俺からするとかなり早めの起床でした

しかし片付けは思ったより早く(布団をしまって着替えるだけ)
特にやることも無いので、親戚のおじさん(母の兄)と近くの川まで散歩に行きました
山!!むしろ山!!手前のビニールハウスでは何を栽培しているのかは知らない
やっぱり朝の空気は冷たくてちょっと肌寒いかと思うくらいでした、しかし空気が良い

そして歩くこと数分、川の近くへ
歩いているうちにだんだん暑さを感じるほどに

ここからだとまだ川原しか見えません

しかし振り向くと、そこには川が!!
川原がでかいのはダムからの放水があるからです。
子供の頃、川遊びをしてて何度も流されそうになりました

ちなみに破間川と書いて「あぶるまがわ」と読みます。
地図だとこの辺戻る頃には斎場の職員さんとも擦れ違い
9時半ごろに甥っ子家族たちとも再び合流して10時から告別式
告別式では、また昨日と同じお坊さんによる
一風変わったお経(念仏)を聞きながらご焼香
甥っ子たちも弱冠照れたような緊張したような感じながらもしっかりご焼香してくれました
そして出棺、火葬場へ行くため霊柩車に乗せてもらいます
そのとき斎場の方のアナウンスで「ご遺族の男性方はお手伝いください」
と言われ甥っ子たちが真っ先に駆けつけたのを見たら
なんか思わず涙ぐんでしまいました
よかったねーおばあちゃん
霊柩車に乗せられて、火葬場へ行く前に
実家の前に行き、たくさん集まってくれた近所の人たちに
最後の挨拶をして見送られながら火葬場へ行きました
火葬場ではまたお経を読んでもらい
そして終わるまで時間が掛かるので
いったん戻ってお昼にします。とのことで泊まってた斎場へ戻ったのですが
なんだかすごい量のごちそうが振舞われて
ビールやら日本酒(しかも八海山)やらジュースやら飲み放題
なぜか飲み終わると、給仕の方や親戚の方がついで回ってくれて
わんこそば並みのエンドレス飲み放題!!
甥っ子もジュース飲み放題に驚いたのか「うわー夢のジュース飲み放題だー!!」と
弱冠興奮していました

さらにこの席にはお坊さんも一緒に食べたり飲んだりしていました
・・・まだ仕事残っているだろうにいいのかな?と思いつつ
お坊さんは一足早く退場
それから1時間くらい経ってから
他のみんなも斎場を後にして再び火葬場へ
そこで遺族の方、全員でお骨を拾い骨壷に
さすがに100歳を超えると骨も細く弱くなっていたようです。
しかし自分の体をすりきり使い切り、まっとうした
本当にりっぱなお骨でした
その後、骨壷を持って先ほどのお坊さんのお寺へ
最後のお経を読んでもらい、最後のご焼香をして告別式は終わりました
終わったと思ったのに・・・
なんとそこからまた斎場へ戻り
今度は「壇払い」として、再びご馳走とお酒が出てきました

このとき、時刻は午後3時頃
2時間前にはお昼をたらふく食べて飲んでたのでもう限界です。
地方のお葬式は長くて大変だなぁーと思っていたら
親戚やそのご友人の方々が
「東京の葬式はアッというまに終わる」と言ってました

さすがにお腹もいっぱいになって飽きてきたのか
甥っ子たちは集まってDSやったり、外の駐車場でサッカーしたりしていたようです。
そして午後5時ごろやっと壇払いも終わりました
次の日も仕事なのですぐに帰らないといけません
また甥っ子家族の車に乗せてもらい
お土産を買ったりしながら、そのまま高速へ
関越トンネルに入ったので、また甥っ子たちが歌いだすかと思ったら
なんかおもちゃのピストルを持って「バキュンバキューン」言ってました

そして甥っ子はバキュンバキューン言い過ぎて
お母さんから「大丈夫?5歳児に戻ったみたい」って心配されながらも(今年で10歳)
谷川岳パーキングエリアに到着!!
・・・変なおっさんが映ってますがうちの親父ですので気にしないでください
なぜここに寄ったかというと
そう前日甥っ子が「モツ煮込み定食食べたい!!」と言ってたからです


あれだけ食べていたのに、まだ食べれる事に驚きです。
しかし、ついでというか運命というか棚からぼたもちというか
俺も気になっていた例のアレを買って食べてみることにしました

そうこれ、フード自販機!!試しにホットドックとフライドポテトを購入!!
しかしフライドポテトはほとんど姪っ子に食べられちゃいました
あと真ん中に映ってるのは姪っ子が
おみやげ物屋さんで買った弓矢のおもちゃです。
腹いっぱいなのにさらに腹いっぱいになった状態で車に乗っていざ出発
車内で、1年生の姪っ子が「125-80は・・・うーん65」と言ったら
4年生の甥っ子が「すげえ・・・なんで分かるの」と本気で驚いてました
計算間違ってるよ

帰りの高速で、途中ちょこっと混んできたり暗くなってきたり雨が降ったり
気が付けば、にぎやかだった甥っ子たちもすっかり眠ってしまいました
そして、甥っ子と姪っ子が寝てる間にお母さんが
面白いほほえましい話を教えてくれました
お兄ちゃん(甥っ子)は妹(姪っ子)がくっついてくるのが恥ずかしいから
すぐ「ついてくるなよー」とか言って振り払ってしまい
すると妹は「なんだよ」と言って頭叩いたり蹴ったりと
ちょっと暴力的な反撃するところがあって
一見するとあんまり仲のよくないようなんだけど
お兄ちゃんがお母さんにくっついて先に眠ると
妹が「今がチャンス!!」と言って
お兄ちゃんにくっついて寝ちゃうそうです。
ようするに「お兄ちゃん大好きっこ」なんですねー
そんな話を聞いていたら、いつの間にか高速も降りて
あっというまに家の前に到着
眠ってしまった甥っ子たちと別れて、無事に帰宅しました
そして翌日、俺は仕事に
通勤中に毎日歩いてる川原
いつもは空気もいい良いし緑もあって良いなーと思ってましたが
さすがに新潟の自然にはかないません
そして、この日のお昼に持っていったお弁当は
昨日の告別式で出されたお弁当
ちなみに中のご飯は白赤飯というものでした
そんなわけで、新潟まで天寿をまっとうしたおばあちゃんのお葬式に行って来ました
俺はもう何年も会ってなくて、最後まで会えなかったけど
亡くなる一週間前に、今回一緒に行った甥っ子たちの家族と
うちの両親がお見舞いに行けたのが本当に良かったです。
告別式のとき、多数の地元の人が見送りに来てくれたり
甥っ子たち(婆ちゃんから見たらひ孫)が一生懸命ご焼香をしたり
出棺するのを手伝ったりしてくれたのを見ると
婆ちゃんは本当に幸せもんだなぁと思います。
お坊さんも「100歳超えて、ボケないで、介護も受けないで、最後はちょっと入院しちゃったけど
ほんとに立派な婆様だったなぁ」というようなこと言ってくれたのがほんとに誇らしいです。
それにしても、今回のお葬式のおかげで
なにかと疎遠になっていた親戚と会えたり
(ものすごい近所に住んでいるんですけどね、電車で1~2駅くらい)
なにより甥っ子や姪っ子たちと一緒に遊んだり
今までよりももっと仲良くなれたのが
嬉しかったし楽しかったです。
また甥っ子たちと遊びに行きたいなーと思う今日この頃です。
ばあちゃん今までほんとにありがとうね
天国でレオ(ばあちゃんいわく「トラ!!」)と会ったら
また仲良くしてあげてね